それは、崩壊の始まる美しき夜。
第四章 星だけが見ていた
皇暦八七七八年 春
序 支配者の見る夢 | 崩壊は音もなく始まりを迎えた。 |
1 見習い軍師の修行風景 | 心の奥で痛いほどに願いながら。 |
2 太陽の王子 | 双子の将来が心配になる光景だった。 |
3 月の姫 | 彼に許された唯一の返答を口にした。 |
4 崩壊の兆し | 忍び寄る崩壊の兆しにも似ていて。 |
5 少年侍従の小さな受難 | 笑み崩れてしまいたいくらい嬉しかった。 |
6 眠らぬ城の舞踏会 | 他愛のない日常が帰ってくるのだと。 |
7 そして始まりの鐘が鳴り | 目を奪ってそらすことを許さない。 |
8 英雄たちの恋模様 1 | 今はまだ、その事実だけで十分だった。 |
9 英雄たちの恋模様 2 | |
10 星の降る夜 | |
11 影との邂逅 | |
12 覚悟と決意 | |
13 黒き闇と銀の月 | |
14 残酷な歌声を | |
15 届かないと知っていたのに |