世界設定




世界について

地球上の世界とは一枚の『扉』と通じて繋がっている異世界、シェラルフィールド。
そこに住む者は、程度の差こそあれ皆必ず魔力を持っていて、魔術師が多く存在しています。
シェラルフィールドには人間以外の種族はいません。
人間はただ一つの帝国『エルカベル』によって治められ、最も強き魔術を持つ血筋の皇帝に支配されています。
完全な帝政です。

騎士団について

帝国最大の武力を持つのは、エルカベル騎士団です。
騎士団と呼ばれていますが、実際は帝国軍の総称のようなものです。
最高位の騎士である騎士団長がそれを統率し、その下に第一位階の騎士たちがついて、細かく枝分かれした騎士団をまとめ上げています。
歩兵、騎兵、槍兵、弓兵といった区分はありますが、主な戦闘手段は魔術です。
高位の魔術師ならば、魔力を武器の形にして固定し、それによって戦うこともできるのです。

騎士の階級について

最も上位なのは、エルカベル騎士団団長と軍務長官にのみ与えられる『大将軍』の地位で、彼らは『統帥(とうすい)』と呼ばれます。
次が、『統率者』と呼ばれる第一位階(だいいちいかい)の騎士。これは全部で十三人のみで、騎士団長の直属の部下としてその他の騎士たちを統率します。
その下は第二位階から第十四位階まで、階級が下になればなるほど人数が増えていきます。さらに位階を持たない徴兵された兵たちがその下につき、エルカベル騎士団を構成しています。
ただ一つの帝国が治めているため名目上『外敵』は存在しませんが、内乱や貧民たちによる一揆、野盗や海賊などが横行していて、騎士団はこられの鎮圧および取締りのために活躍しています。
特に、首都から遠く離れた地方都市は事実上独立国のようなもので、その内乱を収めるために騎士団の力は欠かすことができず、当然の結果として軍部の力は強まってきているのです。

魔術について

魔力はシェラルフィールドの住人ならば誰でも必ず持っています。
ですがそれを扱うには訓練と才能、ある種の相性が必要となるため、誰でも自在に扱えるというわけではありません。
魔術に『属性』と呼ばれるものはなく、大雑把に攻撃系と防御系、治癒系などに分けて考えられています。
才能さえあれば、どの系統の魔術でも極限まで極められるのです。









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