「楽しかったよ、ありがとう」
それは別れの言葉ではなく
「お前は似てるな。あの一つだけ光る、白い星に」
言葉は今も、痛いほどに鮮やかだった
「ずっと忘れない、きっとまた、どこかで会おう」
だからもう一度、消えない星に願いを寄せて
  

さあ、真実だった夢を始めよう



曙光の星に願いを寄せて






人物紹介


序 曙光の星に願いを寄せて   曙光の空にただ一つ、明けの星が瞬いた。
異界の王と夢の始まり 1     民を統べる王者の光がそこにあった。
荒れ野に御使い 1     真っ白な天の御使いのように。
月夜にともる灯の中で 1     小さな呟きだけをその場に残して。
蒼穹を仰げば 1     顔だけはまっすぐに空を仰いで。
願うのは一つだけ 1     「ずっと、だなんて望まないから」
明け方に見た夢のように 1     強く願わずにはいられなかった。
神様がいなくても 1     夢の歯車は回り出した。
光あれ 1 









  



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