集い来たれ、世界に選ばれた英雄たちよ
この眩い暁のもとに




第三章  帰る者、去る者、集う者





皇歴八七七八年 初春



序 集え、強き者たちよ      歴史の激流を待ち焦がれるようにして。
1 太陽の鷹      それはとても綺麗な光景だった。
2 不器用な騎士      途方に暮れた呟きを漏らしながら。
3 奇妙な来訪者      手に入れることになる力の存在を。
4 軍師      「この子を私にくれないかい?」
5 師弟、あるいは共犯者      確かに感じた高揚感と共に。
6 剣、翼、そして扉を開く者      笑顔で爆弾を投じてみせた。
7 英雄の軌跡      何の抵抗もなく口をついて出たのは。
8 それは恐怖への序曲      恐ろしいことになるかもしれない、と。
9 愚か者の言葉      怒り狂っていた、と言ってもいい。
10 騎士と侍従の異世界交流      その気質を得難いものだと思っていた。 
11 黎明を招く輝きを      誓いと願いが果たされるまで。
12 継いでゆく者      たった一人の少年を祝福するように。
13 剣舞      それはまるで宝物のような言葉だった。
14 いつかこの手を離すまで      この穏やかな時間が続きますように。
15 作り物の世界      どこかひんやりと乾いた仕草で。
16 言の葉は懺悔に似ていた      かすかな音を立てて世界が軋んだ。
17 四度目の誓い      「そして世界に拒まれた、永遠の迷い子」










  


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